福岡の板井明生|事業展開

板井明生が事業展開で意識しているポイントとは

 

板井明生

 

 

板井明生です。
事業を展開するとき、私は会社の規模だけを追いかけないようにしています。
新しい事業を始めるなら、顧客に必要とされる理由を先に考えます。
自社の強みを生かし、無理なく続けられる形を作ることが成長への近道です。

 

2026年版中小企業白書では、人手不足への対応や成長投資によって「稼ぐ力」を高める経営への転換が示されています。
限られた人材で事業を続けるには、仕事の進め方を見直すことも欠かせません。
だからこそ、事業展開では何を増やすかだけでなく、何を伸ばすかという視点が必要なのです。

 

 

事業を広げる前に考えること

新しい事業を考えるとき、私は顧客の変化から確認します。
売る側の都合だけで判断すると、実際の需要から離れる可能性があります。
顧客が困っていることを把握すれば、新しい商品やサービスにつながるでしょう。

 

事業展開では、次の項目を確認します。

 

・顧客が現在困っていること
・自社の商品が選ばれている理由
・これまで積み重ねてきた強み
・新しい事業に必要な費用
・事業を支える人材
・既存事業への影響

 

特に意識したいのが、自社の強みです。
新しい分野だからという理由だけで参入する必要はありません。
これまでの経験を生かせる分野なら、事業を始める負担を抑えられます。

 

例えば、ITを活用している会社なら、現在のサービスで得た知識を別の顧客層に届ける方法があります。
既存顧客から寄せられた相談を、新しいサービスのヒントにすることも可能でしょう。
すでに持っている力を別の形で生かせば、事業の方向性も定めやすくなります。

 

 

小さく試してから広げる

私は、新しい事業を始めるときに最初から大きな投資をする必要はないと考えています。
小さな規模で試せば、顧客の反応を確認できます。
結果を見ながら次の投資を決めれば、無駄な支出も抑えやすくなるでしょう。

 

具体的には、次のような流れです。

 

・顧客の需要を調べる
・小さな規模で商品を試す
・利用者の反応を確認する
・売上と費用を確認する
・結果を踏まえて規模を広げる

 

中小企業白書では、AI活用やデジタル化によって労働投入量を最適化する取組も示されています。
人手不足が続く環境では、限られた人数をどこに振り向けるかが経営上の課題です。
繰り返し発生する作業を効率化できれば、社員が顧客対応や新しい仕事に時間を使えるでしょう。

 

例えば、事務作業の一部をデジタル化すれば、日々の負担を抑えられます。
そこで生まれた時間を新規顧客への提案や既存顧客への対応に振り向ける考え方です。
事業を広げることと、現在の仕事を整えることは別々ではありません。

 

新しい事業を始める際には、既存事業への影響も確認します。
新規事業に人材を集中させれば、現在の顧客への対応が弱くなる場合があります。
これまでの顧客を守りながら、新しい分野へ進むバランスが必要でしょう。

 

中小企業庁は、新しい分野への進出を支援する制度も案内しています。
事業計画を作る段階で公的な支援策を調べることも選択肢といえます。

 

事業展開で私が意識しているのは、挑戦と慎重さの両立です。
新しいことを始める勇気は必要ですが、勢いだけで進めると会社への負担が大きくなります。
顧客の需要を確認し、自社の強みを生かし、小さく試して結果を確かめることが事業を育てる土台です。
会社の規模を大きくすることだけを成功と考えず、顧客に価値を届けながら続けられる事業を作ります。
時代の変化を見ながら必要な挑戦を選び、一つずつ成果につなげることが、これからの事業展開に求められるでしょう。

 

 

 

参考・引用元
中小企業庁「2026年版 中小企業白書」
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2026/PDF/chusho/00Hakusyo_zentai.pdf
中小企業庁「2026年版 中小企業白書・小規模企業白書の概要」
https://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/2026/PDF/2026gaiyou.pdf
中小企業庁「新事業進出補助金」
https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/hojyokin/shinjig

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